迷いの色
「みんな、中に入ってもびっくりしないでね。」メブキが扉に手をかけて、劇団アリエスに入る。すると、真っ暗な空間が広がっており、黒い雲のようなものが浮かんでいる。「・・なんなんですか・・ここは・・・」「劇団アリエス。」「わっ!わかってますって!…
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行こう! 劇団アリエス
「それでは行きましょうか!!!」夜空に瞬く星のように輝いている目をした少年が言う。彼はココアット。書物の塔の番人をしている。劇団アリエスに脚本を届ける関係で外出することになり、心躍っている様子。書物の番人は書物の塔にいることが多く、業務の事…
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ひらけ!書物の塔
マニとコルヴス、そしてぷらりおは書物の塔の前に立っている。空からアルアートが魔法の鍵に乗ってやってきて全員集合。「コ~コ~・・!!書物の塔ずっと閉めてたの許さないんだから!私がシメてやるわ!」「今日開いたばかりということは、たくさん人が集ま…
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くるくるまわって、ここはどこ?
「だーーー!! 何なのよ、ここは!!くるくる回ってばっかりじゃない!!」アルアートの声が夢世界の夜空に響く。ここは、天の川橋。のはずだが、天の川橋の入り口に入った瞬間、不思議な力に吸い込まれてしまい、天の川橋とそっくりな夢世界にマニ、コルヴ…
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書物の塔へ
「書物の塔ってどんなところだっけ?」「書物の塔はね、本がたくさんあるんだよ。図書館エリアといって、図書館として開放している場所もあるし、奥には星屑の街の歴史にまつわるすごい本が保管されている本の宝庫だって。」「書物の塔・・か。図書館エリアに…
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おともだちで家族
「あら、マニちゃん。そちらの男の子はどうしたのかしら?」「こ、コルヴスく・・ん・・です・・」夢世界から戻ってきたものの、まだ夜は明けていなかった。マニは布団を一人分押入れから出し、コルヴスを布団で寝かせたのだった。そして翌日。年頃の少女が見…
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ふしぎな世界とふしぎなできごと。
星屑の街の住宅街。星屑の街の中では静かな部類になるのだが、人が多くとても賑やかだ。空まで届きそうな「書物の塔」、アステリズムに通じる「天の川橋」、おいしいお菓子で人気殺到「洋菓子店プレルーナ」と、話題を呼ぶ場所が集まっている。洋菓子店プレル…
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プロローグ~星屑の街へようこそ~
きらきら輝くあなたへ星屑の街は「表現者」と呼ばれる人たちが集まる街です。例えば、芸術家。例えば、アイドル。例えば、歌手。例えば、作家。例え・・いっぱいあって書ききれません。きらきら光る夜空の星みたいな表現活動をする人々のことを表現者と呼びま…
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